前立腺疾患|武蔵境おばた腎泌尿器科クリニック|武蔵境駅の泌尿器科・腎臓内科

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前立腺疾患

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前立腺は男性にしかない臓器で、膀胱のすぐ下にあり、尿道のまわりを取り囲むように存在しています。精液の一部である前立腺液を分泌しています。前立腺疾患としては、主に加齢と共に前立腺が大きくなる前立腺肥大症、様々な要因で炎症を来す前立腺炎、今や男性のがんで最も多くなった前立腺がんが挙げられます。

必要な検査

初診時には、問診や触診に加え、尿検査、腹部エコー検査、また採血で前立腺がんの腫瘍マーカーのPSA値(前立腺がん特異抗原)を測定することで、概ね診断することは可能です。PSA値が高い場合には、MRI検査や前立腺の生検での精査も検討していきます。

前立腺外来の対象疾患

前立腺肥大症

症状

その名の通り前立腺が大きくなり尿道に張り出してくることによって排尿機能にさまざまな障害が発生する病気です。尿道が狭くなり排尿にかかる時間が長くなったり、出にくくなるといった症状に加えて、トイレまで我慢ができない、回数が増えるといった症状も一緒に出てくる場合もあります。例えば、長時間の運転が出来ない、バス旅行に行けないといったことから、受診される方もおられます。

治療

まずは内服薬による治療を行います。
効果が乏しい場合には前立腺の一部を削る手術を検討する場合もあります。

前立腺炎

症状

細菌感染が関わる急性前立腺炎と、関わらない慢性前立腺炎があります。急性前立腺炎は、排尿時の痛みや、尿の出しづらさ、トイレが近くなるなどの症状が比較的急に出てきます。また高熱が出ることも稀ではありません。慢性前立腺炎は、長く断続的に続く股間の不快感や痛み、トイレが近いといった症状が出ます。

治療

細菌感染が疑われる場合には、抗生剤の内服や点滴を行います。慢性前立腺炎の場合は、特効薬と言われるものはありませんが、症状に応じて内服薬による治療を行います。

前立腺がん

症状

初期の場合には無症状であることがほとんどで、腫瘍マーカーであるPSA値の異常で見つかることが多いです。稀に、病気が進行した状態である骨への転移による腰痛、背部痛でみつかることもあります。

治療

通常の前立腺がんは非常に進行がゆっくりなため、早期に治療を開始すれば命に関わることは少ないがんです。しかし発見が遅れれば肺や骨、近くのリンパ節などにも転移し進行する場合もあるので、早期発見が重要になります。治療法は、病期(ステージ)や年齢などを考慮して、様々なものを検討することになります。手術療法、放射線療法、ホルモン療法(男性ホルモンを抑える治療)、場合によっては抗がん剤治療などを状況により組み合わせることで、治療していきます。